大女優さん
舞台初日の前日、衣裳部屋で、明日の初日のための衣裳の製作をしていた。
そしたら
「あやなっち、〇〇〇〇さんから、楽屋に来るようにって」
って、衣裳部の先輩に言われた。
楽屋に行ってみたら、大女優さんに
「明日からの初日、よろしくお願いしますね」
って言われた。
「いえ、こちらこそ、よろしくお願いいたします」
って、めっちゃ舞い上がって、自分でも何を言ってるのか、わからなくなっていた。
舞台の女優さんにとっても、特に衣裳は大事で、だからこそ、衣裳担当のわたしにも、声をかけてくれたんやな~って思って、めっちゃ緊張した。
めっちゃ舞い上がって、めっちゃドキドキして、紅くなって、衣裳部屋に戻ったら、そんなわたしを見て先輩は、特に何も言わず、笑って、あたたかく見守ってくれていた。
先輩も、今のわたしの気持ちも、きっと、わかってるんやろな~って思った。
舞い上がりながら、衣裳部屋で、衣裳の製作の仕事を続けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます