ジャンルの決め方

作品ジャンルを決めることに困った場合のやり方をいくつか考えます。


好みで良いと思うのですが、それで決められるならおそらくそういう困り方はしないだろうと思うので、決定打を作るためのやり方を書いておこうと思います。


ジャンルといっても様々ありますね。

参考としてカクヨムで分類できるジャンル一覧を見てみます。


・異世界ファンタジー

・現代ファンタジー

・SF

・ラブコメ

・恋愛

・現代ドラマ

・ホラー

・ミステリー

・歴史・時代・伝奇


小説以外の分類を除いてこれだけあります。


これを見ると、ジャンルといっても性質の異なる二種類があると私は考えています。

ひとつは、「世界観を分類するジャンル」。もうひとつは、「物語として何をするか、何の話なのかを分類するジャンル」です。


前者に当てはまるのが、異世界・現代ファンタジーや、SF、歴史系など。後者は、ラブコメ・恋愛・ミステリーなど。


前のページで、キャラクターを決定する前にジャンルを決定して必要なキャラクターを考え、あらすじを組み立てる方法を紹介しました。


ジャンルの決定に迷ったり、決めているはずなのにうまくいかないといった場合、この二つの種類のジャンルからそれぞれひとつずつを選んで両方のジャンルを意識すると良いと思います。


異世界ファンタジーのラブコメ、とか、SFのミステリー、とか。

(カクヨムではこれらのジャンルは一つしか設定できないので、もう片方についてはタグで補うことになるでしょうけれども。)


決定しているジャンルがミステリーとか恋愛とかであれば、それだけでもあらすじは組み立てやすくなります。ミステリーであれば何かしら不思議な状態を起こしてその謎を明かしていく物語になるでしょうし、恋愛であれば誰かと誰かを恋愛させれば良いわけです。


これが、異世界ファンタジーなど、世界観分類系のジャンルしか決まっていない場合、少々話を作ることが難しくなります。


テーマ→舞台設定→ジャンル設定→キャラクター設定→あらすじ


この流れで作っていくことをベースにここでは説明を重ねていますが、もし世界観分類系のジャンルしかジャンル設定の段階で決まっていなかった場合、舞台設定と言っていることが被ってしまうため、あまり情報が増えず、キャラクターとあらすじを作るための情報が不足してしまうことになるのです。


なので、「何をする話なのか?」がわかるタイプのジャンルを必ず選んでおくと、物語が作りやすいと思います。

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