地球がファンタジーに生まれ変わったので、ゲーム仲間と楽しむことだけ考えて生きていこうと思います
ニケ
第1話 世界の終わり
突然のことだった
〖あなたはどちらですか?〗
≪男≫ ≪女≫
ネットの友達と通話しながらゲームをしていた時、突然画面が切り替わり質問をされた。
「は?なにこれ?」
『まって、急に画面切り替わったんだけど!?』
「男、女ってやつ?」
『そうそう』
『俺もだわ』
『私も』
一緒にゲームをしていた4人とも同じ画面が表示されていた
「俺いったん再起動してくる」
『待って、今tmitter見たら、トレンド入ってる。』
『スマホでもこの画面出てるらしいね』
『なんかmmoのキャラ作成みたいで面白そうじゃない?』
『僕一回やってみようかな』
この一人の言葉により質問にみんなで答えることになった。
『僕は女にしてみよ』
「遠距離一択でしょ」
『俺は近距離』
『私、攻撃特化にしよ』
順調に答えていき、最後のぺージにたどり着いた
『どういうこと?』
「わかんない」
〖これは未来のあなたの姿です。やり直しますか?〗
≪やり直す≫ ≪やり直さない≫
『明日ほんとにセナが女になってるかもな』
『この通話サーバーに女の子の仲間増えるってこと!?』
くだらない会話をしてたら、急に会話が途切れた
「みんな?どうした?おーい......」
とてつもない眠気に襲われて、知らぬ間に机で寝てしまった。
(寝ちゃったのか......。今何時だ?はぁ!?新年あけてるじゃん。せっかくみんなで年越そうとしてたのに......)
(待て。ありえないだろ!!。最後にみんなで話していたのは12月24日だぞ?)
ここで初めて気づいた。モニターに表示されていた文字を
〖地球のアップデートが完了しました。新しい地球をお楽しみください〗
急いで通話アプリを開く。そこに全員が集まっていた。
「みんなおはよう」
『アオもきた!』
『セナが女の子になったらしい』
「は?」
『起きたら、無くなってたし、膨らんでたの』
『喋り方まで変わってんの』
いつものふざけた通話に来たら落ち着くことができた。
「多分だけど、俺たち4人でやったキャラクリが反映されてる。」
『あれが?』
『私たちは4人一緒にやったけど、ネイはやったの?』
『日にちは忘れたけど、やったよ』
「みんな【武装】って頭で唱えて」
『うわ!なんだコレ!?』
「みんな自分が質問に答えた結果、手に入れた武器が出てくるはず」
『私日本刀持ってる』
「次は心の中で自分自身を思い浮かべてみて」
『自分のスキル見れるじゃん!』
「そして、地球にはダンジョンみたいな建物ができてるらしい」
『つまり、そういうこと!?』
「ここまでが俺がさらっと見たネットの情報。さらに、テンション爆上げしてるところ悪いけど、もうすでに何人かは行方不明になってるらしい」
『ダンジョンの中には化け物だと』
「俺の予想だとその化け物がダンジョンを抜け出してきてもおかしくないと思う」
『確かに』
「集まらない?久々に。1年前みんなで一斉に仕事を辞めた時のオフ会以来に」
『それだよ!』
『そうだね』
「場所は仕事を辞めた日にみんなの今後を占うために行った神社にしよう」
『あそこちょっと遠くない?東京じゃダメ?私たちほとんど東京だよ?』
「東京はどこも人が多すぎて待ち合わせできないと思うよ」
『確かに。じゃあそこで。またねー』
ここで通話は解散した。
「じゃあ向かうか」
パソコンの電源を落とし玄関を飛び出した
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《アオ》
職業 支援職
武器 杖
スキル 攻撃力上昇 俊敏性上昇 守備力上昇 二つの脳(同時並行で物事を考えられる)
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