今日も声が聞こえる

紫雨

ヒナタ

破いたノート、塗りつぶした教科書

正解からはみ出してしまう

自分が嫌だった


力が抜けていく体を必死に

抱えて、生きて、

震える日々


もう、元には

戻れないんだよ


あのさ、邪魔なら放っておいてよ

いないほうがいいんでしょ?

みんな、嘘つきだよ

誰も本当なんて言ってないよ


ヒナタね、知ってるの

本当はみんな安心してる

ヒナタみたいにがいると

他の子はになれるもんね


自分で吐いた言葉に

ヒナタが一番傷ついていた







まだ学校に通えていたころのヒナタの声


下記の物語では少し成長したヒナタが登場します

https://kakuyomu.jp/my/works/16817330662710975951

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