今日も声が聞こえる
紫雨
ヒナタ
破いたノート、塗りつぶした教科書
正解からはみ出してしまう
自分が嫌だった
力が抜けていく体を必死に
抱えて、生きて、
震える日々
もう、元には
戻れないんだよ
あのさ、邪魔なら放っておいてよ
いないほうがいいんでしょ?
みんな、嘘つきだよ
誰も本当なんて言ってないよ
ヒナタね、知ってるの
本当はみんな安心してる
ヒナタみたいに変な子がいると
他の子は普通になれるもんね
自分で吐いた言葉に
ヒナタが一番傷ついていた
まだ学校に通えていたころのヒナタの声
下記の物語では少し成長したヒナタが登場します
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