崩壊から始まる世界のはなし
櫻川大縁
せかいのはじまりのはなし
むかしむかしのおはなしです。
かつてのせかいはひろくたいらなせかいだったらしいのです。
いろいろなせいれいがなかよく、くらしていました。
みんながなかよくくらしていた、あるひのこと。
いちどめのしんさいがおこり、せかいがほのうにつつまれました。
みんな。みんな。もやされました。
すべて。すべて。はいになりました。
のこったしょくりょうをもとめてあらそいがおきたのです。
やがてせかいは、くわけされ、しゅぞくや、とちなどこまかく、くわけされていきました。
あらそいがおおきくなっていったあるひ、せかいにカミサマというおかたがこうりんしたのです。
カミサマはわたしたちにあらそいをやめるようにつげました。
しかしわたしたちは、カミサマのおつげをきかずあらそいをつづけました。
カミサマはおこり、ふたたびせかいに、わざわいがおきました
にどめのシンサイにていまのせかいのかたちがつくられました。
にどめのシンサイがおこり、わたしたちは、かこんをわすれそれぞれのとちでへいわにくらすことをきめ、かみさまにあらそいをしないことをちかいました。
そしてカミサマはわたしたちに、みずを。もりがよみがえりました。
わたしたちはかりそめのへいわをてにいれたのです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます