第4話幻覚、幻聴
統合失調症の中度以上は、幻覚を見る症状が現れる。
僕は、夜中に寝ているとベッドの横にオジサンが座っていて、抱きつかれた。
声も出せない。部屋の照明をつけても、誰も居ない。
それを、主治医に話すと、体感幻覚と言うらしい。
幻覚はそれだけでは治まらない。
少女が笑いながら、部屋を走り回ったり、髪の長い女性が側に立ちウフフフと笑っている。
僕はもう幻覚に慣れたので、殺したいなら、殺してみろって、叫んでいる。
典型的な精神異常者である。
それで、不眠症になり苦しんでいる。
幻聴も同じだ。
誰かに耳元で、死ね!と言われる。幻聴ももっと明るい幻聴なら嬉しいが、ネガティブな発言の幻聴しかない。
幻聴は落ち着いたが、未だに幻覚はある。玄関先で人の話し声が聞こえてきて、数人の人間が部屋に上がり、誰だ!と、言って部屋を明るくすると、誰もいない。
もう、幻覚は勘弁してもらいたいが、統合失調症は治らないから、苦しんでいる。
この苦しみが分かるのは、やはり同じような精神疾患を抱えた人しかいないだろう。
別に薬物やシンナーを喰ってる人間では無いので、余計に苦しく悲惨だ。
あなたにも、幻覚、幻聴はありますか?
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