【火曜 08:44】現実なんてただの地獄だよ。
少し復活したエアコン
第1話
深夜3時 まだ小学2年生だった。
父親の怒鳴り声が聞こえて来る。
「浮気しているだろう!!」
俺の父親の口癖だった。
それに対して、母親は
「私は浮気なんてしてない!!」
家族は毎日喧嘩をしており、俺はただ我慢しないといけなかった。
「俺は別に浮気はしていいと思うんだ。ただその相手が知りたいだけで」
「だから、してないんだから!!相手も何も居ないわよ!!」
親はそうやって喧嘩を毎日していた。
家はせまく、逃げる場所もない。俺はただその叫び声を我慢して、明日は学校の遠足だから、早く寝れることを祈るばかりだった。
ーーー
1時間後 深夜4時
「優、アンタは漢字の勉強をしなさい!!」
「そんな、俺は明日遠足なのに」
母親は急に俺にそう言って来た。
必死に起きてないふり、関わらないように、喧嘩治るように待っていたのになんの意味もなかった、
ーーー
結局、俺は1時間しか寝ることが出来ず、次の朝になった。
「今日、遠足でしょ!!昨日寝れなくて仕方ないかもしれないけど、頑張って」
眠い。早く寝たい。けど急がないと学校に間に合わない
俺は思わずポロッと声が出る。
「俺、学校行きたくない寝たい」
「何言ってるの!!学校はみんな頑張って行ってるんだから、お母さんだってこの後仕事よ!!アンタが学校に行かないと仕事に行けないじゃない」
「・・・っ」
お父さんはいびきをかいて、寝ている。
部屋からお兄ちゃんが出て来る。
「いいから早く行け!!」
お兄ちゃんは俺に怒って行けと言われる。
お兄ちゃんは顔は怒っているがまだ、元気だ。俺と違いお兄ちゃんは専用の部屋があり、多少は俺よりうるさくなくて済む。羨ましいと思った。
「行って来るよ。」
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