記録:1 最後に一言
全く、ついてない。
奴がどこからともなく生まれて早1年。インフラは崩壊し、まともな娯楽もありゃしない。
こんなのを残したって聞くやつがいるか...いや、残っているか、か。
かくいう俺も少々まずい状況でな。時間なんてほとんど残ってない。
このレコーダーは見つけたやつが使ってくれ。
記録する人間は多けりゃ多いほうがいい。
なんせここにゃもうほとんど人間はいない。物資はあるがな。
~不明なノイズです。~
奴が来やがったか。一矢は報いれるといいんだが。
最後に言っとくか。俺はあんまし好きじゃないんだが。
生者には勇気を、死者には誇りを。ってな。
........再生を終了します。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます