第3話 業務連絡 ①
『トーさん、お久〜?』
トークルームにログインすると、すかさず投稿が入った。
「ユーちゃん、早すぎて怖いんですけど?」
『昨日、制限が解除されてから、ずぅっとログインしっぱなしで見張ってましたから!』
「と、いうことは、終わったんですね!」
『トーさんも、無事で良かったですね!』
「無事かどうかは保留で。お互い、半年は長かったからね〜?」
『そうですね〜、久しぶりにトーさんの作品を読みたいですね。』
「いいですよ〜、今、アップしますね〜。」
予約投稿してたのを、即時に変えてサポーター限定に設定してポチッと。
『今、ポチりました。パスワードは、いつも通りです。』
『うわ〜?これ、プロジェクトの最中に書いたんですか?』
「そうだよ〜、寝る前にタブレットに打ちこんでたんだ〜。」
『三十万字以上あるじゃないですか!』
「もっとあるよ〜、まだ、スマホに移してないから後でアップしとくね〜。」
『私も、トーさんから半年前にいただいたプロットを元に挿絵を上げときましたから、見ておいて下さい。』
サイトを移動して、ログイン!
「ユーちゃん?これ……………………」
『へっへー、スゴイでしょう?』
「最高ですっ!」
僕の『お話』は絵にし辛いと、今迄多数の絵師に断られまくってたから、ユーちゃんに出会ってからは最高に幸せです。
『ところで、トーさん、いつもよりテンション低いですけどどうしましたか?』
「……………………わかるんだ?」
『付き合い、長いですからねぇ。』
「プロジェクトに集中している内に、彼女に捨てられたんだ〜。」
『……………………偶然ですね〜、私もお仕事に集中してたら彼氏に捨てられました。』
「誰か、慰めてくれないかな〜?」
『ヨシヨシ、こんなもんで、どう?』
「エーンエーン?」
『お互い、元気出そう!』
「そうだね〜、じゃ、また、明日にでも編集さん交えて打ち合わせしましょう!おやすみなさ〜い!」
『おやすみ〜っ!』
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