第25話ゲノムの研究者

明るみに出たら・・・?


 そんなリスクを背負い玲菜のアイデンティティーを確立させた立憲国民再生党、野党京町堀啓太の秘書、血祭怜奈27歳は、一人のオトコとしてこの世に生を受けた。

 しかし、二十七年前の京町堀家に誕生した玲菜は父も母も京町堀家の身内の筈。


 なんで父と言わず先生と呼ぶ?


俺は虱潰しに京町堀啓太の足許を洗ったが、とてつもない真実が浮かび上がった。


 約三十年前、京町堀啓太は医師免許を持つ科学者で、ゲノムの研究者だった。


彼はスーパーコンピューターを用い、その解読に成功したと思われた。


 しかしそれは、染色体の配列が何処で始まり何処で終わるのか解読出来ていなかった! 


  人間の

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る