第58話 何度でも問いたい、クライマックスシリーズの是非。
こんにちは、magasです。
今日、日本シリーズに進出するチームが決定しました。
パリーグは、すでにシーズン1位のホークスが3連勝して進出を決めていましたが、
セリーグのほうはシーズン1位の巨人が3位DeNAにいきなり3連敗の大波乱。
なんとか2連勝し、アドバンテージの1勝と合わせて3勝3敗の五分に戻しましたが、今日の第6戦に敗れて敗退となりました。
「日本シリーズはリーグ優勝チーム同士でやるべき」という古い考えを持つ私としては、正直残念でなりません。
ただ一方で、シーズンでは巨人に対し8勝16敗1分と大きく苦戦したDeNAが、この大一番で巨人に6戦4勝した、という事実は讃えなくてはならない、とも思います。
また、CSの過去の歴史を遡ってみても、現行のリーグ優勝チームに無条件で1勝のアドバンテージを与えて6戦4勝形式になってからに限れば、セリーグでは16回中13回、パリーグでも16回中13回がリーグ優勝チームの勝ち抜けとなっており、リーグ優勝チーム有利な制度にはなっています。
とはいえ、クライマックスシリーズという制度にはずっと前から反対の声も多く、なにより
『一年間頑張って掴んだリーグ優勝の価値が、CSではたった1勝分のアドバンテージにしかならない』
つまりリーグ優勝の価値が薄められてしまうというのは、ずっと問題視されている点ではあります。
『リーグ優勝したチームが日本シリーズに行けない』。
それどころか、『シーズンでは3位止まりだったチームが日本一になれてしまう』という現象が、過去実際にありました。
無論、そんな下剋上は滅多に起きるものではなく、そんな大逆転劇を起こしたチームもまた凄いと言わなくてはなりませんが。
かつてホークスもCSに極端に弱い時期があり、今年の巨人同様にリーグ優勝したにも関わらず3位チームに敗退したことがあって、当時散々にバカにされていたので巨人ファンの心情は察して余りあるものがあります。
一方でシーズン2位から日本一になったこともありましたが、やはりなんというか、『リーグ優勝したチームから日本シリーズ出場権を奪ってしまった』というような罪悪感めいたものが生まれてしまって、素直に喜べなかったことも覚えています。
「日本一って言われてるけど、今年2位だったしな・・・・・・」という気持ちになってしまうんです。やられた側の気持ちが分かってしまうばかりにね。
つまり今のCSは、『リーグ優勝チームにとっては罰ゲームでしかないし、2位や3位から勝ち上がってもなんか申し訳ない』という、どっちも得しない制度になっている気がします。
長年リーグ優勝から遠ざかっているチームにとってはワンチャンスにはなるのでしょうが。
私がずっと前から考えているのは、
『リーグ優勝チームはそのまま日本シリーズに進み、2位と3位の4チームで三位決定戦をやればいい』
というものです。
どこかスポンサーについてもらって、勝ったチームに賞金が出るようにして。
これだと興行面での盛り上がりは今のCSに劣りますが、リーグ優勝の価値は担保された上で、2位と3位のチームも、『優勝はできなかったけれど、どうにか日本三位に滑り込んで賞金ももらえて悪くないシーズンだったな』って感じになって、制度上の公平感は出るんじゃないかと。
たぶん今年の日本シリーズでホークスがDeNAに敗れた場合、『3位のチームに負けた』と揶揄する輩は必ず出るだろうし、やはりNPB最高峰の舞台ではリーグ優勝チーム同士でやったほうが後腐れがなくていいと思うんです。
今回のDeNAの勝ち抜けでまたCS反対論が噴出するかもしれませんが、私の「三位決定戦案」、いかがでしょう?(笑)
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