第46話 モスキートハンター
こんにちは、magasです。
昨日の夜中に突然雷がドカーンと鳴って、なんだよ(怒)と思いながら雨雲レーダーを見てみたら、ちょうど私の住む地域の上空にちっちゃい雲があって、その雲の中心が赤く表示されていました。
そのちっちゃい雷雲がピンポイント落雷を放ったようです。チビのくせにやりおるな。
雷が収まってきたところでトイレに行くと、どこから入り込んだのか蚊がいやがりました。しかも二匹も。
うち一匹は私の脚にとまって吸血途中に撃破。ほんとは吸ってる途中で叩いちゃうと腫れて痒くなるらしいんですけどね、逃がしちゃうのも癪なのでその場で撃破しました。
案の定後でぷくっと腫れてきましたがムヒを塗っておきました。
もう一匹も、トイレの狭さと白い壁を利用して撃破。この狭い空間でこの私に勝負をしかけたのが運の尽きよ。
なにしろこの私、蚊撃破に関してはちょっと自信あり。
というのも、もうずいぶん前の話になりますが多分小学生くらいの頃、家族でとある温泉旅館へ旅行に行った時の話です。
昔ながらの(というか、この話自体が昔なのでこの表現が合ってるのかわかりませんが)古き良きといった趣の素敵な旅館で、温泉も源泉かけ流しで露天風呂や家族風呂まであるとても良い旅館だったのですが、事件が起きたのは夜、寝るときのことでした。
旅行へは五人で出かけ、私・母・妹と、父・弟の二組に分かれてお部屋を取っていたのですが、畳に布団を敷いて消灯した後、なにやら耳元に「プーン」と不快な音が。
そう、蚊です。
それも一匹二匹ではないらしく、母や妹も気づいて寝るどころではなくなってしまいました。
そんなわけで家族三人による、夜中の蚊掃討作戦が敢行されることとなりました。
蚊の羽音がしなくなるまで三人で奮闘した結果、なんとか快眠できる環境を取り戻すことができたのですが、その中で私が撃破した蚊、なんと二十六匹!(なぜかちゃんと数えていましたw)
一晩で二十六匹も蚊を仕留めたのは、後にも先にもあの夜だけです。
ゲームだったら何かしらの実績が開放されていそうですね。
「モスキートハンター」的な称号が手に入っているかもしれません。何の役に立つのかは不明ですが。
あとから聞いた話だと蚊が多いのは旅館サイドも把握してたらしく、各部屋に殺虫剤が置いてあったらしいです。
テレビの裏に隠すように置いてあったので誰も気づかず、全て素手で撃破したわけですが。
私一人だけで二十六匹なので、全部で何匹入り込んでいたのかは想像もしたくありませんw
ちなみに父と弟が寝ていた別室も同じ状況だった模様。
ただし父が全く気付かず寝こけていたために弟は孤軍奮闘だったらしい。もしかしたら私以上の撃破カウンターを稼いでいたかもね。
蚊は気温が三十五度を超えると活動できなくなるらしいです。
近年の日本は真夏の昼間になると気温が平気で三十度を超えるので、蚊にとっても辛い環境になっているようです。
逆に気温が下がってくる十月頃になると活発化し、真夏に人の血を集められなかった分、必死になるのだとか。
彼らも種の保存という使命があるとはいえ、羽音や痒みによる不快感はもちろん、病原菌を媒介したりもするので勘弁してもらいたいものです。
実は人間の命を最も奪っている生き物は、蚊だといわれていますからね。
蚊に関しては興味深い研究がたくさんありますが、ここに全てを記すには余白が狭すぎる(キリッ)。
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