第40話 うなぎ食べたい、けど

 こんにちは、magasです。


 今年の土用の丑の日は、7月24日と8月5日となっています。


 なぜこのような風習が根付いたかは諸説ありますが、夏にうなぎが売れないと悩むお店に平賀源内が「本日丑の日」と張り紙をするよう提唱した」とする説は有名ですよね。

 なんだかバレンタインデーや恵方巻が日本で定着するのも納得といった気がします。


 さて、当時のうなぎは庶民でも手頃に食べられるスタミナ食だったから良かったのですが、値段が高騰した今でも「うなぎを食べる」という部分は変わらなかったため、今となってはすっかりセレブ御用達イベントと化してしまったきらいがあります。


 私の勤めるお店では毎年うなぎの注文販売をしているため、どちらかと言えばうなぎを売る立場である私ですが、今日からお渡し期間スタートのためバンバンうなぎを売り捌いてきました。


 早朝のシフトに入っていた新人バイト君は納品されてくるうなぎの量に目を丸くしたことでしょう。

 他の社員さんが手伝ってくれたようで事なきを得たみたいですが。


 仕事を終えた私はバスの待ち時間にスーパーに寄りましたが、やっぱりうなぎは高い。

 せめてもの抵抗(?)として、うなぎの切り身がちょっと入った「うなぎ巻き」を買って帰りました。それでも普通の巻き寿司よりちょっと高い。残念だけど今はこれで限界。

 いつかでっかい重箱でうな重食ってやるもん!

 いつかね! 生きてるうちにね!


 最近テレビでやってましたが、うなぎってオスよりメスのほうが太く育つけど、自然界ではほとんどオスになるんだそうです。

 ところがとある最新技術で、生まれるうなぎをほとんどメスにすることができるらしい。

 そうすればより身が太いうなぎを育てられるようになるのでは……という内容でした。

 画期的だなぁと思いつつ、なんだか怖い気もする私です。



 そういやうな重が大好物の少年探偵団のアイツは近年大好物を食えているのだろうか……となんとなく思いを馳せる一日でした。

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