第18話来客

ギルでは医療の発達に伴い防衛体制が進んでいた。

イージスアショアスター。

 星からの攻撃に備え迎撃システムを並べ、他の星からの攻撃に備えていた。それは、宇宙一と名高いギルの科学者が開発したものでどの星の、ましてや地球の優秀な科学者

でも真似出来る筈もなかった。

 そしてキケロ星では、非武装の星を完全制圧してその星をプランテーションをし、命を繋いでいる戦闘集団である。

 退屈なゲンの四方山話を聴かされてうんざりした篠が顔を上げた時・・・。

 ブイーン! サロンのスライドドアーが丁度半分に割れ、いきなり開いたそこには底冷えのするエアーを纏った長身のセミロングヘアーの女性が佇んでいた。

黒のロングコートを着ていた。

「・・・あ、の・・・。」黒いコートの胸元に両掌を重ね合わせていた。

「ようこそアプリーレへ、 ご予約だった?」

「いえ、予約はしてませんし、しません・・・。」

「あ、の・・・。」

「壱里山くんは来てませんか?」

「お

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