第7話オトコのムスメ

オトコのムスメ? 


両性具有なのか?


 俺は今、29歳になる地球の性別不明の人を抱いている。


泥酔していたが本能で動き続けた。


 ダブルベッドの上で、背後から彼の両胸をまさぐった。


レディボーイ? 不毛の肌は、石鹸の微香を纏っていた乳房というよりは女性ホルモンによって膨らみかけた胸が痛々しかった。


 ジョソーコ? 何せ乳首と言えどもこの前まで男性だった欠片を残して・・・。

  指で摘める程もなかったからだ。


 彼は脊柱起立筋をピクリ!とさせ小さくハァッと溜め息を洩らしたその刹那、女を抱いている錯覚に囚われたから俺は同性愛者じゃないと、確信した。


 地球の女何丘未玲(なにおか みれい)から最上級な高知の女(なにおかみれい)まで、マグレでも上手く辿り着いたモノだと脳裏に翻りながらも俺は愛撫を止めないでいた。

 小刻みにうち震え感嘆の単語を連発する頻度が高まって行く。


背後からの俺は彼に身を乗り上げ腹に敷きながら羽交い締めにして彼の項から白い胸に舌先を這わし、ピンク色の乳首を三つの指先で転がしながら、唇をすぼめチュウチュウと音を立てて吸っていた。

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