2024/04/15

彼女は僕の手を取ると、両手で握りしめた。


ある日は僕と腕を組んで、

ある日は僕の手をふとももの間に挟んだり、

ある日は僕に抱きついてきたり、


僕とのスキンシップを好んだ。


触られるのは嫌いなのに。


「君に触って欲しいところを教えてるだけ」


彼女はそう囁くと、僕の首筋を甘噛みした。

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