第2話 リザードマンでも無い

 さて、現状を説明しよう

 此処はリザードマンの集落、『碧麟の郷グ』俺の名前は『グ・ワール』となった、名前の『グ』は集落、『ワール』は《良く分からんもの》を指す言葉らしい

 《らしい》と言うのも…此処の、いやこの世界のワールド・システムは『スキル』と『レベル』で成り立っており、未だ『言語(リザードマン語)レベル/1』だからなのである

 要は『雰囲気』でしか会話を理解できて居ない状態と言うことである、ネイティブクラスは『言語レベル/5』が目安だとか…

 因みに名前の『ワール』にはキッチリ意味がある、何故なら…

          俺は『リザードマン』ではないらしい

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