第35話 虫

 洗濯物を畳んでいたら、3センチほどの甲虫が太ももに落ちた。


「うわぁ!」ヘ(゜ο°;)ノ


 思わず声を上げる。

 2階にいたダンナにも聞こえる声だった。すると


「どうした?」


 2階から聞かれた。しかし、たかが甲虫、ダンナに言ったところで「あ、そう、やっつけて」と言うのが関の山。


「いや、何でもない」


 そんなことより、家の中でコイツが飛んだら大変だ。


「何? 何があったの?」


 (  ̄- ̄)何があったか、聞いてから降りようとするところが残念だよ、実に。


「何でもない……バシッ!」←ハエ叩きで仕留める


「え、何? 何?」


「もう、やっつけたから平気」


「何がいたの?」


 やっつけてから降りてきやがった💢


「甲虫」←見せる


「わ! やっつけて!」


「あと、昨晩天井近い壁にカメムシも侵入してたよ」


「やっつけて!」


「いや、夜だったし、届かなかったし」


「やっつけて!」




 なぜ虫や蛇の対処をするのが嫁なのだろう?

 (-ω- ?)北川景子ちゃんはしないと思うぞ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る