冬 (令和六〜七年)

レジ袋冬めく雲を追うが如




 レジ袋冬めく雲を追うが如


 数日前のことです。タバコを買いにコンビニ向かっていると、ふと、上空に白い物が浮かんでいました。雲ではありません。どうやら、レジ袋らしきものでした。その日はやけに風が強かったので、吹き飛ばされたのでしょう。

 レジ袋は冷たい風にのって、冬のどんよりした雲へと舞い上がってゆきました。まるで、雲を追っているようだと感じました。

 ただそれだけの俳句です。


 季語は「冬めく」です。


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