第14話 歴史的な話二

 またも、歴史的な話をするわな。


 と言っても、先述のヤマトタケルさんについてやけど。


 ヤマトタケルさんはいつから、この名前を名乗るようになったんか?


 確かな、クマソタケルいう人を倒した時やわな。


 クマソタケルを倒した際、向こうから「ヤマトタケルと名乗るといい」とか、言われたんやて。


 それから、名乗るようになったらしいわ。


 後、親戚の倭姫様。


 この方は、斎宮様さいくうさま言うて神社に仕える巫女さんやったんや。


 ヤマトタケルさんは倭姫様の元を訪れて。


 そん時に、火打ち石もとい、今で言うライターや緋袴ひばかまなんかをもらったちゅう話や。


 ちなみに、三種の神器言うもんの中に草薙剣くさなぎのつるぎがあるやろ?


 これは、ヤマトタケルさんが草っぱらにいてはった時に。


 敵に攻め込まれたんやな。


 それを退けようとして、火打ち石で草に火をつけはった。


 んで、持っとった剣で草を薙ぎ払ったんや。


 そこから、草薙剣と呼ばれるようになったって話や。


 そんなら、これくらいにするな。


 さいなら、さいなら。


 


 

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