紫水すみれと桃瀬さくら6
前回のレッスンは私が下手な泣き方をしつづけたせいで呼吸困難になってしまってお開きになったのだった。今日はそれから初めてユニット曲の練習。
「んじゃちょっと自主練しよっか」
「しよしよー」
「ありがとうございます」
私の状態を見かねて、黃山さんと燈乃さんが全体練習の前に少し時間を取ってくれた。二人とも研修生のライブではあまり姿を見なかったが、事務所のレッスンには出ていたらしく、他の研修生とくらべても遜色ないくらいにレベルが高い。それだけでなく、二人の動きは違う人間と思えないほどにぴったりと揃っている。
また結局、私の下手さ加減が目立つだけの時間をすごした。
「お二人ともすみません、本当に私が足を引っ張って」
休憩中、せめてもの罪滅ぼしと思っていつも二人が食べている麦チョコを渡すと、きょとんとした二つの顔が返ってきた。
「すみれっちそんなこと気にしてんだ」
「すっごい新鮮!」
「新鮮?」
なんかいいね、と二人は二人にしか分からない空気の中で笑った。
彼女たちはいつもけらけらと笑う。本当に楽しそうだけれど、まわりにいる人間からは何が楽しいのか分からないときが度々ある。そうして無邪気さの塊のような彼女たちは、一瞬で無機質な表情をすることがあるのだった。
また今も、けらけら笑ってから、すっと大人の顔になった。
「仕事だからそんなこと気にするの意味ないよ」
「え?」
「私たちがすみれっちの練習に付き合うのは、それが仕事だから」
「うん。だから人様からお金もらうレベルになるまで協力するのは、当たり前だよ」
「まぁでもすみれっちは、見せるレベルまでいかなくてもそれはそれでエモいから」
「そうそう。できない子を応援するのが好きな人いるし」
大丈夫大丈夫、と二人ともひどく適当に聞こえる声音で言ったけれど、それが彼女たちの純粋な本音だということがわかった。本当に大丈夫だと二人は思っているのだ。私の今の状況が、仕事として成立すると考えている。
私は目の前のやらなくてはいけないことをやっているだけで、仕事という概念はまだ馴染みがない。だからこそ、子供のころからこういった仕事をしている彼女たちが言うことは信じられる。事実、このままでも、私はアイドルとして成立するのだろう。
でも、本当にそれでいいのだろうか。
黄山さんと燈乃さんはお互いを見ながら頷きあっている。
「すみれっちって本当に一般人だよねー」
「うんうん。すごい貴重だよ」
「貴重、ですか?」
一般人というのはたくさんいるから一般なのだから、あまり貴重であるとは思えない。それにアイドルなどという職業において、一般的ということがなにかの力になるとは思えなかった。
そう伝えると、やはり二人はけらけら笑った。
「この業界に普通の人間はいないから」
「だから、普通が貴重なんだよ」
納得できるような、できないような答えだ。突き詰めればそれは、私のような人間はこの世界では生き残れないということではないのだろうか。
私が気になるのならばと二人とも、私のダンスの改善点とそれに対するフォローの言葉を次々と与えてくれた。注意深く見聞きしていると、どんなに明るく軽い柔らかい言葉であっても、その裏にあるのは仕事としてスムーズに事を運ぶための配慮であることがわかる。
「で、桃ちゃん先輩なんだけど」
ふいに耳に飛び込んできた名前に、一瞬表情を取り繕うのが遅れた。二人がそれを察知して、仕事を離れた軽口をはじめる。
「いやあ、残念なお知らせなんだけど」
「ほんと残念!」
「桃ちゃん先輩、今日は収録押してて来られなくなったんだって」
「会いたかったよねー」
「ごめんねー」
ごめん、と言われる筋合いはないが、どう答えてよいのか分からない。そういえば、この前が桃瀬さんの言葉で泣きじゃくった時にも、二人はすぐそばにいたのだ。
にやにやとした同じような顔が同時にこちらへ向いている。
「早くぎくしゃく解消したかったよねー」
「いや、ぎくしゃくというか、私が勝手に、あの、あれなので」
「あれねー」
「すみれっちは好きな人の前で泣いちゃったのが恥ずかしいんだよね」
「わかるわかる。そういうことってあるよねぇ」
「だいじょぶだいじょぶ。あの人、他人のこと体の中に何も入ってないから」
「そーそー。気にするだけ無駄だよ」
理解していることでも、他人の口から聞くと改めて傷つくということがある。桃瀬さんが私のことをなんとも思っていないことなど、一目瞭然なのに残念な気持ちになる自分が恥ずかしかった。
ただ、なんとも思っていなくとも、現状、私のスキルが足りなすぎると彼女が思っていることだけは確かだ。
「じゃ、今日はこのへんにしよ」
「おつおつー」
しばらく振りの確認をして、黃山さんと燈乃さんは帰っていった。彼女たちの振り入れは完璧なのだから。本来なら桃瀬さんが来られないとわかった時点ですぐに帰ってもよかったのだ。かなり時間を割かせてしまった。けれど、謝るのは違うような気がしたのでやめた。
「すみません、このあと何時まで大丈夫ですか?」
スタッフに尋ねると、あと二時間はスタジオにいていいということだったので、そのまま一人で練習することにした。練習してどうにかなるものではないということは、もういやというほど理解している。
それでも、時間をかける意外に、今の私に出来ることはない。無意味だろうがなんだろうが、他に方法がないのだ。
やればやるほど経験がすべてだということを思い知る。振りを間違えているわけではない、ちゃんと他の人たちと同じタイミングに同じような形で体を動かしてはいるのだ。
それなのに、違う。
腕の伸ばし方ひとつとっても、明らかに様になっていない。どうやっても自分が自分を許さない。理想が遠いからいけないのだ。あのひとのように、という明確な景色をもう私は持ってしまっているから。
鏡で自分の動きを見ることにはさすがに慣れたが、相変わらず吐き気を纏った不快な感覚は伴ってくる。誰だってそうだ。自分の醜い姿なんて見たいはずがない。
醜い。見たくない。もう嫌だ。何度も何度も、同じことを思って、何度も何度も同じ動きを繰り返し、繰り返す。
感情としての不快感は続くけれど、脳の司令に酷使された筋肉が熱くなって、皮膚の感覚がなくなって、呼吸がしづらくなっていくのは心地がよかった。肉体的な苦しみが、自らの醜さや拙さを許していくような気がする。
いっそのこと倒れられたらどんなにいいだろう。頭を打って、意識を失って、体から意識が離れていってしまえば、これ以上自分のどうしようもない現状を関知しないで済む。
そうすれば、さすがに彼女の目の中にも私が入るのじゃないか。
「え」
体の内から湧き出てきた邪な感情と共に、別の嫌なものが急激に込み上げてきて、視界の上部がにじむように揺れた。体中を巡っていた血が重力を思い出して急速に下がっていく。
「あ」
やばい、と思った瞬間、さーっと水の流れるような音が耳の奥でして、ごん、と硬いものが床に当たる音がした。自分の肘だ、と理解した時にはもう背中が硬かった。天井が斜めに上に見える。
ああ、本当にどうしようもない。
どうして正しく頑張ることができないのだろう。生まれてから今まで、一度も頑張ってこなかった。だから頑張り方がわからない。どうして、誰が私のような人間を選んだのだろう。誰が選ぶだろう。
もうこのまま、別の誰かに生まれ変わりたい。
できるのならば、あの人に――。
「すみれ!」
遠い場所で声がして、いよいよ恥ずかしかった。結局、ただ好きなんじゃないか。一目惚れなんてないなんて言って、なにも知らないから好きではないなどといって、それなのにこんな時に、こんな風に彼女姿を夢想してしまうなんて。
心配そうに私を見下ろす桃瀬さんの顔が見える。いつからこんなに彼女のことを考えるようになってしまったのだろう。あの頃みたいに、ただ客席で見るだけがよかった。同じ世界に生きているものだと感じたくなかった。
遠い場所から、認知されない場所から、魔法にかかっていたかった。
こんな呪いめいたものではなく。
「すみれ!」
「うえぇ?」
ぐらぐらと体が揺れて、目がちかちかした。
「すみれ、すみれ」
左手を掴まれている、掴んでいるのは私の夢想している桃瀬さんだった。幻た。だって彼女が私の名前を呼ぶわけがない。呼ぶにしたってもっと他の呼び方だろう。こんな幻聴を聞くということは、深層心理的に私は彼女に名前で呼んでほしかったのだろうか。しかも芸名を? どいう願望なんだそれは。
ごりっと音がして、さっきぶつかったらしい肘にとてつもない衝撃が走った。
「いたっ」
激しい痛みに脳が覚醒して、ずっと開いていた目が更に開いたような、奇妙な感覚に陥った。そして唐突に、目の前にいるのが本物の桃瀬さんだということに気がついた。
「ええ!」
驚いて体を起こしたら、おでこ同士がぶつかる。
「いたっ」
鉱石にでもあたったみたいに、頭がすごく痛かった。
「すみれ」
やっぱり本物の桃瀬さんが喋っている。
「あっ、え? あの、すごい、石頭ですね」
訳のわからないことを口走ってしまったが、桃瀬さんの表情は変わらず不安げだった。なぜそんな顔をしているのだろう。しばらく私を見て、桃瀬さんは素早く立ち上がり、走った。舞台とレッスン以外で彼女が走っているのを初めてみたかもしれない。
桃瀬さんは鏡の前に放り出してあった、私のペットボトルを手に取り、また走って戻ってきた。走るような距離ではないのに。と思っていると、私の顔の前にペットボトルを差し出した。というより、鼻先にあたっている。
「えっと」
戸惑っていると、キャップを開けて、呑み口を唇に押し当ててくる。ぐりぐりと歯に当たって痛い。飲めということだろうか。
「の、飲みます、はい、飲みますんで」
受け取って水分を口に含むと、なかなか口を離せなかった。そういえばあまり水分を撮っていなかったかもしれない。ほとんど空になったペットボトルを口から離すと、今度は両手で頭を掴まれた。
「な、なんですか」
桃瀬さんはボールを初めてみた子供のように乱雑なやりかたで、私の頭をもみくちゃにした。何がなんだか分からない。頭が済むと、次は腕を掴まれる。ぶらぶらと揺らされる。肘を掴まれる。
「いたっ」
「痛い」
「え?」
桃瀬さんが私の反応に反応したことに驚いて声を上げると、また桃瀬さんは肘を握った。
「いっ、痛いです、そこ打ったとこ」
「うった。うっただけ? 動く?」
そう言って、点検するように桃瀬さんは私の腕を伸ばしたり縮めたりした。抑揚のない声とその動きに、はたと気がついた。もしかして心配しているのかもしれない。私が倒れ、そして肘を打ったから。
「だ、大丈夫です。全然動きます。全然平気です」
しゃにむに体を動かせてみせると、桃瀬さんはただじっと私の顔を見た。それから、ぱくりと口を開けて、閉じた。なんだろう。何かを言い淀んだように見えたが、そんな行動は初めて見た。というより、ぼうっとした顔と不思議そうな顔以外、彼女の裏での表情を知らないかもしれない。舞台上での表情ならいくらでも知っているけれど。
もう完全に黙ってしまった。
「桃瀬さん、今日は来られないと聞いていたんですが。あの、お二人も帰りましたし」
桃瀬さんはまたじっと私の顔を見て、大きく瞬きを三回した。
はたはたと音が聞こえる。
「すみれ」
今度こそはっきりと正面からその名前を呼ばれる。目から音が飛び込んできたような、奇妙な衝撃があった。自分の本当の名前ではないのに、なぜこんなにどぎまぎとしてしまうのだろう。
「いるとおもったから」
桃瀬さんの声はいつもの間延びしたようなものでなく、やけにぶっきら棒に聞こえた。
「私ですか?」
桃瀬さんがうなずく。私がいると思ったから来たということだろう。なんで、と思ったが、彼女が私に会いにくる用なんて一つしか考えられない。
「すみません。本当に、私一人だけ足引っ張って、今からどれだけ練習したところでどうにもならないってことも、呆れられてるってことも、ちゃんとわかってるんですが、でもやらないと――」
話している途中で、桃瀬さんが突然私の腕を握った。どういう行動なのか全然わからない。握って、開いて。そうして眉をくっと中央に寄せた。
この顔も始めてみた。どんな顔をしていても、造形の愛らしさが一切翳らないのはどういうことだろう。桃瀬さんは睨むように私を見上げた。
瞳の奥が、いつでも輝いて見える。
やっぱりそれは、私がこの人を好きだからなんだろうか。
「すみれのことは好き」
「へ?」
彼女の目を見てぼうっとしていた私の口からは、素っ頓狂な声が出ていた。しかし、出ない方がどうかしている。というか、何を言ったのだ?
桃瀬さんは続けた。
「あきれてない。好きだから」
「は? は? あのちょっと、何言ってるんですか? てか、いたい」
じんじんと腕が痛むと思っていたら、桃瀬さんは私の肘のあたりを掴んでいた。掴んで、じっと私を見ている。そのとき急に、彼女の表情が呆れでも不機嫌でもなく、懇願であることに気がついた。
懇願?
桃瀬さんが私に?
しばらく言い淀んだような間があって、桃瀬さんは苦しそうな声を出した。
「わたしは、言葉、あまり好きじゃない。から、うまく喋れない」
苦しそうな声、というのは私の主観で、本当はいつもと何も変わらないのかもしれない。けれど、私はなぜか苦しそうだと感じた。彼女はいつも口数が少ないが、それを自分で苦に思っているというような節はない。ないのに、苦しんでいると思ってしまった。
そう思うと、私のほうがより苦しくなるような気がした。
「だから――」
「いや! 別に喋らなくていいですよ! いるだけでいいんですよ。桃瀬さんは、こうして存在していて、ステージの上で歌って、踊って、それだけで十分です! 言葉なんていらないですよ、あなたはいるだけで、それだけで、どれほどの人を救っているか」
そうだ。そうだった。今までどうして認められなかったのだろう。私は彼女がいたから救われた。何もない空っぽな、ただ重たいだけの人生を彼女が変えてくれたのだ。
好きだとか、好きじゃないとか、そんな次元ではない。
今でも、息ができなくなるくらいに人生を重たく感じることはいくらでもある。あるけれど、それは、彼女と出会うまでのものとは全然種類が違う。何かをするための重さと、何もない重さとは、生きていけるかいけないか、それくらいの重大な違いだ。
それになにより、私の人生にはもう、彼女の歌と踊りがある。
「私は、たぶん、あなたが歌って踊ってるのを見た時、生まれてはじめて生きていてよかったと思ったんです。あなたのお陰で、いろんな感情を知りました」
一切の誇張なく、それが真実だ。その証拠に、彼女と出会う前の私の記憶には感情がない。ただの出来事の羅列だけ。でも今は、辛いとか、苦しいとか、悲しいとか、たくさん思い出す。
消えてしまいたいとか、気が狂いそうとか、明日がこなければいいのにとか。そうして、この人がステージで歌い、踊る姿を見れば、それらのことがすべて吹っ飛ばされるのだ。
その時の、喜びといったら。
桃瀬さんはぽかんと口を開けていた口と、むぐむぐと動かして、私の肘から手を離した。
「じゃあ、踊る」
え、とまた私の口から素っ頓狂な声が出た。桃瀬さんは音を流していたマネージャーのスマホをするすると動かして、私を見た。
「すみれ、曲、何が好き」
「今から踊るんですか?」
「練習」
「練習?」
「私が踊るから、すみれも踊って、好きな曲」
急にそんなことを言われても、適切な曲が思いつかなかった。でも、彼女に踊ってもらいたい曲ならば、いくらでもある。
「じゃあ」
私は彼女のソロ曲を口にした。デビュー前でもオリジナルの曲が与えられることがあるが、それはグループに限られる。そんな中、彼女だけは一人の持ち歌があった。小さく可愛く甘い姿の彼女と真逆にあるような、アップテンポで激しいダンス曲。
「わかった」
「でも私、振り入ってないですよ」
「いい、いらない」
ジ、と最初の一音がスピーカーから流れ出し、顔をあげると目の前に小さな背中がある。ステージの上ではなく、同じ床の延長線上に。桃瀬さんの体が曲合わせて揺れる。
「大丈夫」
鏡ごしに目があった。
「アップ、まねして」
そう言って、ごく簡単にリズムを取る。音に合わせて、体を上下させるだけの簡単な動き。レッスンの最初にいつもやるなんでもない動きでも、彼女がやると様になる。だらっとした手がちょっと左右に動いているだけなのに。
対して、私の動きはどこからどう見ても素人に毛が生えた程度で、やはり吐き気がした。
「すみれ」
呼びかけられて、はっとする。鏡の中の彼女が、いつもよりまっすぐ私を見ているような気がした。ステージ上で見る、完璧な笑い顔ではなく、普段の飾り気のない、意志を奥底に隠したような顔。
「自分みないで。私だけみて」
「え?」
レッスンの時に振付師に必ず注意されるのは真逆の注文だった。鏡を見ろ、自分を見ろ、魅せ方を考えろ、と同じことを何度も何度も言われてきた。今、桃瀬さんの瞳に、意志が灯ったような気がした。
「一緒に、音をきく」
ともかく桃瀬さんの姿だけを見た。もう何度も何度も見てきた姿。でも、後ろ姿というのは少し新鮮だった。グループで振りを合わせている時は、必死で他の人の姿をちゃんを見る余裕がない。動画も同じだ。自分の、不格好な姿ばかり見てきた。
桃瀬さんの体は、音の中にいるときが、一番自由に見える。かかとが少し上がる、下がる、それだけの動作でさえ、曲そのもののようだった。重力がないみたいに、あるいは重力がそこにだけあるみたいに、自由に動く。
思い出す。
はじめて彼女の見た時、私の体は宙に浮いた。音に連れて行かれるように跳ねた。たぶん、私はあの時、生まれて始めてちゃんとした音を聞いたのだ。彼女の体を通して、はじめて。
また鏡の中で目があった。
桃瀬さんは笑っていた。嬉しそうに、楽しそうに、喜びそのものの顔で。
「じょうず!」
その一言で、また体が跳ねる。
音の中にいるみたい。
彼女の前でまた感情が増える。嬉しい。楽しい。止まりたくない。もう、こんなことを知ってしまったら、絶対に前の自分には戻れない。それに、戻りたくなかった。
どんなに苦しいこと、悲しいことがあっても、この一瞬のために。
この人と一緒に音の中にいたい。
この音の中で、いつまでも笑いあっていたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます