2019年7月8日

 私は翻訳の勉強をするために看護学科に通っている。そして実習を受けることにするがそれは一年間の病院実習という内容で翻訳を学ぶには迂遠な方法だと気が付く。友人は「だから言ったのに」をあきれた。私はドロップアウトを考え始める。すると学生の一人が帯出禁止の実習プログラム資料を魔法でコピーしてドロップアウトする人に配ってくれた。私は彼女が先生の指示でそうしたことを知り、堂々とやめられると安心する。

 その日、夢を見た。父が精神異常をきたして母を殺し、その首をひっさげて私の部屋にやってくるという夢だ。夢は、父が昼間に仕事から帰ってきて、弟と話したと母と私に言う場面から始まる。それから父は怒ったように夢中で何かをぶつぶつ言い出した。私は怖くなってリビングを出た。母も既にその場を去っていた。私は先輩にラインで父の状態を説明し、鬱の人間がこのような症状をきたすことがあるのか尋ねた。父の様子を思い出すと嫌な予感がして自分の下宿に帰り引きこもった。すると父が母の首を持って私を殺しにやってくる未来が見えた。

 私はそこで目が覚める。寮のルームメイトは私がうなされていたと心配している。何の夢を見たのか聞かれたが答えなかった。先ほどの夢は正夢だと確信していたからだ。なんとかして母と弟を父の手の届かないところに連れていかなければならない。私は実家に向かうことにした。

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