夢日記小説
A子舐め舐め夢芝居
2018年5月31日
空中に浮かぶ大学施設にいる。そこでは連続首斬り事件が起きている。私も中庭で首のない死体が浮浪者に紛れて転がっているのを見たことがある。首斬り魔はゾンビのように増えていき、彼らは近い内に集団蜂起を起こす。私は人々がそのような都市伝説めいた噂話をささやくのを聞いている。その中には私が片思いしている先輩もいた。そのうち先輩は友人たちと別れて歩き出した。偶然、私の行先と方向が同じだったので私は逃げるようにその場を離れる。中庭には相変わらず首無しの死体があり、それを見て私は唐突に噂が真実であると理解する。そこで私はこの空中都市から脱出する決意をする。建物裏に芝生があり、その中を突っ切る舗道が下へ続く鉄製の螺旋階段へ伸びていた。階段は私のように逃げ出そうと下へ向かう者と空中都市に憧れて上へ向かう者とで混み合っている。後者の方が数が多く、内心戸惑いと良心の呵責を感じながらも私は降りていく人の流れに飛び込む。幾分か降りると螺旋階段を囲む白い柵の向こうの芝生に恋人がこちらに微笑みかけながら立っていた。私は一瞥だけしてそのまま進んだ。螺旋階段を降りきった先は汚い大阪の街の舗道で柵の出口は暗い駐車場に繋がっていた。私は解放感と安堵と不安を抱えて駐車場に入る。
気が付くと木造の宿泊施設にいた。私にとってそこは地下だった。同じ部屋で寝泊まりしていた人達は小学校か中学校からの知り合いだった。私たちは規定の時間より早くに起きて逃げる準備をしながら施設内をうろつく首斬り魔について話し合っていた。
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