第63話 殺人者
センベーさん
「もう守られるだけじゃ、嫌なんだ」
「僕が索敵を広範囲にずっと使えたら、急に襲われる事も、誰かを死なす事もない」
「彼等が僕達を殺しに来た、だから殺す」
ここは日本じゃない、彼等をここで許したとしても、また襲われる可能性の方が高いのかもしれない。
それにセンベーさんの索敵スキルが強くなるのを、今は俺も必要なことだと思っている。
彼等を殺すとしても。
ナチャチャさんも殺した方がいいと言っている、
同じプロトマト人だけど同情とかは無いみたいだ。
でも際限なく殺すと俺もセンベーさんも魔王と魔族になってしまう気がしてるので、
センベーさんの魔力上限が来たら殺すのを止めようと提案した。
センベーさんも、頷いて
「僕もそれ以上は殺しをしたく無い」
センベーさんが人を殺す前に、殺す人の写真を撮ると言い出した。
理由を聞いたら罪を背負う為だと言っている。
殺した人を忘れない為か、、
センベーさんには鑑定して殺した人の名前も、記録しておいて欲しいと頼まれた。
俺はセンベーさんの覚悟を見て俺も人殺しの罪を、一緒に死ぬまで持って行こうと思った。
プロトマト人のリーダーと思われる人から殺していって、
年配の男、若い男、年配の女、若い女の順に殺すと決めた。
センベーさんの魔力が上がってない、と思ったら殺すのを止める。
プロトマト人に殺してる所を見せるのは残酷だから見えない壁を作って、音が漏れにくい家の中で1人ずつ殺していく。
なるべく苦しまないように殺す方法として、1番強力なクロスボウに鋭利なオリハルコンの矢を装填して、
殺される人に目隠しをして眉間を狙い撃つ。
センベーさん
「写真を撮るのも目隠しを付けるのも、もちろん殺すのも僕1人でやるね」
「ごめん、連れて来る時と死体の片付けだけは手伝って貰うと思うけど、1人で出来る事はなるべく1人で全部やるね」
センベーさんがプロトマト人のリーダーを連れてきて、目隠しを付ける。
リーダーは何か喋っている。
ナチャチャさんに何を喋っているのか聞いたら、
「殺されてもいいから、女と子供だけは助けて欲しいと言ってる」
そんな約束出来ないから、ナチャチャさんには返事はしないでいい、と言った。
リーダーは抵抗しなかったが、多分最後まで仲間を助けて欲しいと言っていたんだろう。
センベーさんがクロスボウの引き金を引いた。
このやり取りを殺す人間全員とやった後に、俺達は正気を保ってられるんだろうか。
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