小説の本質は「心理描写」にあると気付いた話
小説と映像媒体の違いは、視覚的であるかどうかだ。小説媒体は見えない。だが、映像媒体は見える。ちなみに漫画も見える媒体だ。
アイドルのライブシーンを描く際——。
映像媒体では、音楽やダンスなどを用いて、その華やかさや美しさを表現できるだろう。
だが、小説媒体では、それができない。
その華やかさを細かく表現できないからだ。
漫画媒体の場合なら緻密に描くことで、その美しさを表現することが可能だと思う。言わば、名画と呼ばれるようなものを見開き1ページで書けばいいよねと。
ただ。
小説媒体の場合って。
どんなに細かく書いても見えないんだよな。
想像を掻き立てる文章力がある人もいるけど、百聞は一見にしかずと言いますが。
正に目で見たほうが遥かに早いのです!!
では、小説媒体の素晴らしさとは何か。
◇◆◇◆◇◆
小説媒体の凄さは「心理描写」にある。
あの時、どうしてあんな行動を取ったか。
それを深く掘り下げることで面白い小説が書けると気付いた。
この本質に気付いたのは、バラエティ番組を見ていたときだ。とある出演者が過去のVTRを取り上げられ、「どうしてあんな行動を取ったのか?」とMCに話を振られた。
「実は、あのとき〜」
と、その出演者が語り出したのだ。
で、その話を聞いて——。
「なるほど! それなら仕方ないよね」
「そういうことがあったのか!」
と、周りから共感の声が上がった。
で。
それを見ていた私は「これだ!」と気付いたわけ。映像媒体では、一人一人の心理描写を細かく書くのに適していない。
だが、小説では心理描写を書くのに適している。
◇◆◇◆◇◆
要するに——。
小説の核部分は「行動描写」ではなく、「心理描写」である。このキャラが何をしたかよりも、何故したのかを掘り下げる媒体なのだ。
◇◆◇◆◇◆
まとめ
小説と映像媒体の違い、そして小説の本質
• 映像媒体(映画・ドラマ・漫画など)は「見える」メディアであり、視覚的に情報を伝えることに優れている。一方、小説は「見えない」メディアであり、読者の想像力に訴えることで物語を展開していく。
• 映像では登場人物の行動を「見せる」ことはできても、その行動の裏にある心理までは表現しきれないことが多い。
• 小説の凄さは「心理描写」にある。
登場人物が“何をしたか”ではなく、“なぜその行動を取ったのか”を丁寧に描くことができるのが小説というメディアの強みである。
• この気づきは、あるバラエティ番組で出演者が自分の過去の行動について「実は、あのとき……」と語った場面から得た。
その背景を知った瞬間、周囲が一気に納得する――この経験が「理由を描くことの大切さ」に気付くきっかけとなった。
• 小説とは、「行動の理由」を描くメディアである。
心の奥を掘り下げることで、読者の感情を揺さぶることができるのだ。
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