アニメで考える作品の密度

 超長期連載の作品は多い。

 だが、ふと思うのである。

 その作品ってアニメでも完結可能かと。


 多くの作品は途中でアニメが打ち切りになる。原作では完結を迎えたとしても、アニメでは〇〇編完結という形で終わってしまう。

 大半の作品がアニメで最後までやらせてもらえないのが現実なのだが……。


 果たして、本当にそれでいいのかと疑問!

 で、色々と考えてみたわけだが——。


 アニメ4クール以内で完結できる内容にすべきではないかと睨んでいる。

 もう少し欲を言えば、アニメ6クール全75話+OVA1〜5話以内が長期アニメの限界と思う。これ以上続く作品は余程有名じゃないと、ちょいと無理よなと。


 そもそも論——。

 大半の作品はアニメ50話分あれば足りる。

 これだけの容量があっても足りない作品は、作品の風呂敷を広げすぎだと思うわ。


◇◆◇◆◇◆


 アニメは構成上——。

 Aパート、Bパート、Cパートがある。

 で、AパートとBパートの終わりに、「引き」を作れば、続きが気になる仕組みだ。

 要するに、10分間毎に、我々の興味を惹きつける何かを用意してくれてるってことだ。


 もっと言えば——。


 最初の3分間。

 中盤の3分間。

 終盤の3分間。

 引きを作る目玉の1分間。


 という感じで作っていると思うんだよね。


 アニメのAパートは——。

 週刊漫画の1話分(19ページ)に相当することが多い。

 で、大きな引きを作って、次のBパートへと繋がるのだ。実際に皆大好きコナンくんでも、「……ハッ!! そーいうことだったのか! 通りで凶器が見つからねぇーわけだ」みたいな感じで、Aパートの謎からBパートの解決編へと繋げていますよね??

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