ラノベでは何シリーズ読むのが一番健全なのか?

 ラノベでは何シリーズ読むのが一番健全なのか。この「読む」という行為は、自分がその作品を集めて、何度も繰り返し最初から最後まで読むことを前提にしている。


(一番適切な表現は「愛読書」ですね。愛読書だと言える作品は何作なのかって話だね)


 というわけで、私の結論を言うと——。


 30作品ぐらいが限界かなと思ってきた。

(ラノベは長編小説が多い。一応計算上では、1シリーズ文庫本10冊と仮定している)

 多分これ以上増えると、最初から最後まで何度も繰り返し読むことは無理かなと思う。


 読書というのは、文章をただ読むことではない。文章を読み、自分の頭の中で理解し、咀嚼することだと思うんだよな。

 言ってしまえば、著者との対話なんだよ。

 歳を重ねれば重ねるほどに、その対話がレベルアップして、深い読み方ができるようになる。実際に何度も読み返すことで、新たな発見や知見を手に入れることができるよね。


◇◆◇◆◇◆


 本は沢山読んだほうがいい。

 これは事実だと思うんだけど……。

 読む本を選別する必要性はあると思うんだ。結局な話、本というのは娯楽品だろ?


 つまるところ——。

 それを読んで楽しまないといけないんだ。

 数だけを熟す読み方というのは、読むことが目的になって、楽しむことが目的になってないんだよな。


◇◆◇◆◇◆


【小説は何度も読み返す必要はあるのか?】


 そもそも論な話。

 小説は何度も読み返す必要はあるのか。

 我々が小説を読み返す根本的な理由を言えば——。


①もう一度この感動を味わいたい(面白さ)

②一回読んだだけではもったいない(金銭)

③新たな発見があるかもしれない(勉強)


 これをもう少し深読みすると——。


①感動した作品しか読み返す必要がない。

②支払った金銭分楽しめればいい。

③勉強する価値がなければ読む価値なし。


 あと、もう一段階踏み込んでみると——。

 我々が勿体無いと感じちゃうのは……。


 小説が手元にあるからだと思うんだ。

 言い方が下手だな。

 えーとね、小説の値段が文庫本で700円ぐらいするからだと思うんだよなぁ。もしもこの小説の値段が100円とかなら、バンバン読み捨ててしまうんじゃないかなと思うんだよね。


◇◆◇◆◇◆


 一番健全な読書量は30作品前後かなと。

 冊数で示すと300冊ぐらいかなぁ〜と思う。

 で、歳を重ねるたびに、その30作品が入れ替わっていく感じかなぁ〜(´;ω;`)


 五年単位で人間の趣味嗜好や価値観は変化すると思うんだ。だから、この30作品が入れ替わっていくのが一番健全だと思うんだよ。

 でも、この作品だけは絶対に外せないってものが必ずあるから、それが自分にとっての「好き」や「面白い」になっていくんだよね。


 私が思うに——。


 自分の人生を変えてくれた10作品

 これだけは外せない10作品

 趣味嗜好で入れ替わりが激しい10作品


 という感じになるんじゃないかな。


 で、その上で——。


 最近自分の中で勢いがある10作品

 昔は好きだった作品10作品以上


 みたいな感じにすればいいと思いますね。


 この昔は好きだった作品というのは、「昔は好きだったんだけど、今では……」と思えるものを指し示しています。

 ただ、この表現が嫌いな方は、「殿堂入り作品」みたいな感じで表してもいいと思う。


 まとめ


 健全に読めるラノベの作品は——。

 愛読書と呼べる範囲は——。

 30シリーズぐらいだと思う。

 これ以上増えると、制御できなくなるはず。


 昔読んだ小説ってのは……。

 何度も読み返してもいいけど、殿堂入りという枠を作って、遠い日の思い出にしてもいいんじゃないかなと思っちゃいますよね。

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