『上達の法則』という書籍に掲載されてた。

　書籍の内容を簡単に説明すると。

「どうすれば上達できるのか？」というのを客観的な視点で書かれた書籍である。データが豊富で、納得できる内容が多い良作。

　著者曰く。

　忘却は学習から24時間後、72時間後、そして6日から7日後に急激に起こる。無意味な綴り（記憶実験に用いる人工的な文字）の学習

では24時間後に約7割覚えている。だが、72時間後に2割から3割に減少します。この割合がしばらく続き、1週間後に再び急激な減少がある。復習は忘却直前の24時間後、72時間後、1週間後に行うのが効率的である。

　週1度の練習でも上達は可能。

　だが、週2度に増やすと上達が格段的に飛躍する。実際、週に1回だけの習い事をしたことがあるが、殆ど上手くいかないと思います。

　なので、上達したいと思うのならば、週に1回ではなく、週に2回やればいいわけである。

（もしも、週に1回だけしか習えないなら、週に1回復習する機会を自分で設けろと筆者は語っていました）

　ちなみに。

　週に2回と3回では、大きな差は生まれないらしい。もしも週に2度以上の頻度を選ぶ場合、ほぼ毎日の練習（週5回）がベスト。

　集中勉強と分散勉強に関して。

　何か技能を身に付けたい。

　何かに対して詳しくなりたい。

　その場合、大まかに二種類の方法がある。

　集中勉強は、毎日高度な練習を集中的に行う方法である。自動車免許の合宿などがこれに当たる。二週間〜三週間程度という短期間で技能を身に付けることができる。

　だが、練習が途切れると、急激に今までの記憶が抜け落ちてしまうデメリットあり。

　一夜漬けして覚えた内容が長期記憶に移行できず、無駄な努力になるのは集中勉強だから。

　分散勉強は、低い頻度で学習を行う方法。

　週に2〜3回の習い事などが当てはまる。成長速度は極めて遅いが、練習をサボっても衰えることはほとんどない。長期的に考える場合は、こちらを目指したほうが絶対にいい。

『結論』

　1ヶ月で知識を身に付けたい！！

　すぐに結果を出したい！！

　そう思うなら、集中勉強方法を！！

　3〜5年単位でゆっくり学んでいきたい！！

　着実に知識を手に入れ、理解したい！！

　そう思うなら、分散学習方法を！！

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