【祝1万PV】ハンゲキ人生〜俺を捨てた家族や幼馴染、彼女を見返すために芸能界を成り上がる〜
櫻乃カナタ
プロローグ 反撃の狼煙
「いよいよだな」
俺達の人生を
幼馴染で今や朝ドラ女優の怜。
俺の彼女を寝取ったモデルの富田。
一角初華を
そしてその先に君臨する俺の家族。
役者は全員ここにいる。準備も、裏取りも、情報操作も計画に抜かりはない。ここに至るまでアイツらの嫌がらせや妨害、スキャンダルのネタを集めるパパラッチ共の
裏方の俺ができるのはここまで。あとはコイツの背中を押してやることしかできない。
「準備はできたか?
「私を誰だと思ってるの。最強アイドル、一角初華よ?準備バッチリに決まってるじゃない」
照明ゼロの暗幕の中、俺の目を見て離さない彼女の瞳からは確かな覚悟が伝わった。このライブに全てを賭けて————いや違う。コイツはライブに特別な何かを賭けたことなどない。一つ一つのライブに全身全霊で挑み、最高のファンサを届ける。一角初華にとってはただそれだけに過ぎなかった。
「それじゃいつものちょーだい?」
「あいっよ!!」
周囲に乾いた音が響き渡ると同時に、開演のブザーが鳴り始める。
「今まで俺たちに散々迷惑かけてきたアイツら全員の度肝、ぶち抜いてこい」
「ふふっ、いつも通り行こっか。私たちらしく」
ステージに向かう初華。
この時のお前ほど頼もしい奴は居ないよ。
————舞台は整った、さぁいこうか。
「俺たちの人生の、反撃開始だ!!」
※これより7話まで物語の序章という形で話が進みます。本格的な物語は8話からスタートしますが、主人公とヒロインの関係性をより深く知りたい方はこの後の1話より話を進んでいただけると幸いです。
続きが気になる!と思ってくださったら星やフォローの方よろしくお願いします。作者が死ぬほど喜びます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます