第22話 信条
「ねえ、それはさ…」
「『命をかける仕事』なの…」
ふいに浮かびました。
「できることしかできない」
そんな言葉も…。
「もういいじゃん…無理するのは…」
「わからない人にはわからないのだから…」
ちょっと光がね…うすい光がさ…
「命をかけるのは “ここ” ではない」
「絶対に “ここ” ではない」
「精神を削るのはきっと “ここ” ではない」
そんな言葉をこころのなかで反芻するたび、
少しずつ…
「どうでもいいや…上司なんて…」
「勝手に評価してよ…」
きっとこれはとてつもない開き直りですし、昇格の放棄になるのでしょうね。
「なるようにしかならない…」
一回目のカウンセリングのあとの心境。
それの発展なのか、あきらめなのか…。
「僕は仕事に命はかけない」
「命をかけるのは “ここ” ではない」
サラリーマン時代の信条となりました。
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