ジャンル不要論
音楽論争が勃発した際に必ず議題に挙がるのがジャンル不要論である。そのうち議会は定義ってあったら便利だけどそれ自体に意味はないよね、と所在無さげに確認しあう会になっていく。定義を行う意義とは共通認識をつくることにあるだろう。それはジェンダー問題や動物虐待とも関連付けられる。定義で一切合切を遮断して有耶無耶にしたりステレオタイプなイメージを植え付けたりすることが有意義とはとても思い難い。個々や集合体の内面を知り、始めて行為や思想の根本に辿り着ける。レッテルを張るのが駄目だよ、と教えてくれたのは、はて、どなただったかな。
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