第48話 他の転生者ばなし ハルク村田の場合



私はハルク村田と言う動物大好き人間です。


普通に牧場やミニ動物園をやっていた、最近はテレビやメディアの仕事もしているし趣味のつけ麺のお店を開いたりもしていたけどね。


過去形なのは今はしていないからだ、していないというかそれ以前に今いるのは地球ではないから。


そう私は地球で死に転生し別の世界に来たのだ、詳しく説明すると、ある日いつものように飼っている動物の餌をあげたり掃除をしていた個人で経営していたからやることが多くて大変だったのだがそれはおいといて、突然動物達が騒ぎだしたと思ったらそこで一旦記憶がなくなり次に戻ったら神の前にいた。


神に色々な説明を受けた、まぁ起きたことを今さら言っても仕方ないので素直に受け入れた、動物を育ててると突然死ぬことなんて当たり前すぎてその辺が麻痺していたのかもしれない。


私を担当した神は牧場の神様で、なんとも自分向けだと思ったら、ある程度近い神が担当することになってるらしい。


そのためもあって、欲しい力がスムーズに貰えた、牧場や動物園、家畜を育てるために役に立つ能力ばかりでこれからが楽しみだった。


そして神様にお礼を言って今いる世界に跳んだのだ。

そして今に至るというわけだ。


転生したところが少し人里から離れた所だったから育成系の能力が多いため戦闘は苦労したがなんとか近場の村にたどり着いたのだった。


そして村でも色々とあったが無事に牧場を作ることができた村の人間も協力的だった、食料の調達や外貨が手に入りにくいこともあったらしい、皆能力を不思議がりはしたがそういう者もいるのだなぁぐらいですまされたこの世界にはそんなことはざらにあるみたいだった。


さすがは異世界だと思ったものだ、そんなこともあり、異世界の動物を飼っていくことになった、動物園の方はここでは人が来ないから村でお金を稼いだり、行商人達と交遊をもったりしてある程度たったら街でやるつもりだ。


この世界に来て不安より楽しみの方が多い、地球では変わり者と呼ばれていたがこちらでは凄い人だと言われ妙に嬉しい、この分では村で嫁も貰えそうだし場合によっては村長にという話もでているから、責任も増えるがそれはそれで楽しみだ。


きっかけは神様のミスだが今はそれはチャンスだったのだと思っている、そして共に死んだ者達の中にもそういうものはいると思う一度は会ってみたいものだ。

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