12 テーマ:スポーツ

これで作ってね: スポーツ

主人公の過去: 生命:逆位置

主人公の現在: 慈愛:逆位置

援助者: 結合:逆位置

主人公の近い未来: 信頼:逆位置

敵対者: 想像:正位置

結末: 誓約:正位置


 主人公は天才的な発明家によって作られたヒューマノイドであった。(生命・逆)  発明家はこだわりが強く、人間よりも人間らしいヒューマノイドを作成したことの証明として、主人公に「高校3年間ヒューマノイドである」とバレずに過ごすことを依頼する。主人公はそれに従って、高校に入学する。発明家はネット上に「ある高校にヒューマノイドを送り込んだ。見つけたら3億円を渡す」と書き込み、とんでもなくバズってしまう。

 勉強をすることで良くなる頭や、鍛えれば鍛えるほど強くなる体をもっているものの、バレないように目立たずに過ごしている主人公。友達も出来ず、一人でぽつんと過ごしている。(慈愛・逆)

 そんな日を繰り返すと、発明家から部活でも始めるように、という依頼があったため、入れる部活を探すことに。おなじように一人でクラスにいた男の子に(結合・逆)話しかけると、サッカー部に所属しているとのこと。そこで、その男の子に連れられて、サッカー部に入る。

 しかし、部活に入ると主人公は愕然とする。練習はいいのだが、試合となると全体が自由に動き出すので、ついていくことができないのだ。このため、主人公は「身体能力だけで試合に出ているものの使えないデク」というレッテルを貼られる(信頼・逆)特に、サッカー部のエースはその場で即興的にプランを考えてプレーするタイプであり、主人公は全くついていけないのだ(創造・正)

 ある日の試合、いつものように噛み合わないエースと主人公。そこに、主人公をサッカー部に連れてきてくれた男の子が入る。その子が、エースと主人公との間に緩衝材として入ることで、エースのプランを理解し、主人公に伝える役割を果たす。その試合は、エースと主人公が噛み合うことで、大勝する。 

 その日の後、男の子は主人公をヒューマノイドであると見抜く。試合のプレーなどからなんとなくわかるとのこと。今後、部活を続けていくと才能の塊であるエースからはバレそうだ。部活を辞めようとする主人公だったが、男の子は主人公がヒューマノイドであるとバレないように協力するとの申し出を受ける。(誓約・正)その代わり、部活を続けてほしいと懇願する。それに負けて主人公は部活を続けることにする。

 主人公と男の子はヒューマノイドであるとエースからバレずに、部活を続ける。

 部活を続けていると、主人公がいなければ勝てなかった試合が訪れる。それによってエースは主人公を認める。

 高校最後の試合、ついに主人公がヒューマノイドであることがエースにバレる。バレて仕舞えばすぐに3億円をエースは貰いにいくかと思ったが、エースも主人公が試合に勝つために必要であると、ヒューマノイドであることを隠す約束をし(誓約・正)、試合に臨み見事勝つ。

 主人公とエースの間の蟠りはとけ、三人で笑い合いながら帰路に着くところで物語は終わる。 

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