第三章
第32話 イクシオサイド
◆◆イクシオサイド
ふぅ。
さて、始めるか。
ゴーグルを装着。コックピットに入る。
「ステータス、オープン」
ブォンと音がし、操作パネルが起動する。
ブォンという音は、オプションで付けた。これだけでテンションが上がる。
徐々に視界が切り替わる。
これもオプションで付けた。一気に変わるよりも、意識が覚醒するみたいに徐々に変わるほうがそれっぽいから。
時間は夜中。
まさかの行動制限が敷かれていたため、日付が変わる前にはサブ機でログインした。ひと眠りして、今は早朝4時だ。
ダンジョロイドの活動が減る時間帯。寝てる人が多いから。
配信で稼ぐためには、あまりよい時間帯とは言えない。
だが、僕には関係ない。
視聴者は日本人ばかりではないから。
早速、視聴者の数が増えていく。
……うわっ、いつも以上にものすごい人数だな。
同時接続、まだ3分なのに万単位行った。まだまだものすごい勢いで伸びている。
「富士山麓のダンジョンに来てる、初心者ダンジョンは久しぶりだけど、理由は説明しなくてもOK?」
カメラに向かって尋ねれば、すぐにコメントが帰ってくる。
今日はコメントが流れるのも早すぎて全然目が追い付かない。
読み上げるのは無理そうだな。
「今日は1時間という時間制限付きなんだ、コメントに反応できないかも」
そう、ここ1階にいられるのは1時間。いくらSランクダンジョロイドだからといって優遇もされない。
1時間の間に何としても2階へと進みたい。
相変わらず、マインちゃんがコインを出した場所は人が列をなしてかわるがわるチャレンジしている。
まだ、スキルガチャコインを手に入れた者は現れていないようだ。
視界の端に、情報が書き込まれる掲示板を映す。
【イクシオ様がログインしたぞ!】
【まじか、すぐ見に行くっ!】
配信で流れるコメントよりも、こっちの掲示板の方が有益な情報が多い。
さて。どうしたものかな。列に並んでいては、1時間という貴重な時間が消費されるばかりだ。
……これは、天井や壁がボスでマインちゃんが叩いていたのはボスを倒すため説を実行してみるか?
あれだけのダンジョロイドが挑戦しているのに誰も達成できていないのはどうしてだ?
僕とマインちゃんの共通点といえば……人気者ということ。
いやいや、流石に関係ないな。
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ご無沙汰しております。なんとなく続きがかきたくなったときにぽつぽつかいてる感じです。
イクシオ、腹の立つイケメンお馬鹿なので、かわいがってやってくださいw
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