第3話
「お兄ちゃん、お兄ちゃんありがとう」
私はお兄ちゃんの体に抱きつく。
「あー、大丈夫だ。大丈夫」
「ごめんね、お兄ちゃん、私は散々疑って沢山責めたのに」
「良いんだ。終わったことだ。」
言葉から分かる。お兄ちゃんはまだ怒って居る。けどそれでも我慢して私のことを優先してくれて居る。
きっと、辛い目にもあったし、私の痛みが分かるんだろう。いや、お兄ちゃんは元からどんな時も私の味方だった。
冤罪の時も私に仲直りをしようと、信頼を取り戻そうと必死だった。
私ことこんなに大切にしてくれて居るのに、私って馬鹿だったんだな。
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