第4話

とりあえず、あれから妹はしばらく泣き続けて、俺から離れようとしなかった。


学校も休ませた。親は自分のしたことなんだからと、怒って居るが、俺が休ませると言ったら直ぐに許可した。いや許可せざる終えなかった。


「お兄ちゃん、おはよう」


「おはよう、春」


妹と寝たのいつぶりだろうか?


「お兄ちゃん、今日ね。学校休んで良かったのかな?」


「今日くらいはゆっくり休みなよ。」


「でも、」


「別に一日や、二日休んでも変わらないよ。最悪な場合は辞めても俺が一緒にいるから」


「お兄ちゃん、」


俺は妹の痴漢の時の態度はまだ許せない部分もある。だけどあの時は冤罪になった俺も悪いし、それ以上にやっぱり妹への愛が勝っている。


ーーー


「うん、今日こそ謝ろう。」

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