第7話

「妹さんが、」


「そう、一つ下のクラスだから知らないか」


「うん、全く情報聞いてなかったよ。」


「でも、頼む。妹は今一人だから、話せる女の子一人くらいは欲しいから」


「分かったよ。それに、春ちゃんとは、何度か話したことあったしね」


扉を開けると、

春は怯えた目で夏を見ていた。


「夏先輩?」


「久しぶりだね。春ちゃん」


そして、二人は仲良く話をしていた。

良かった、妹の笑顔が少しずつ増えていた。

ーーー

夏が帰った。


「お兄ちゃん、」


「なんだ?」


「春先輩とはこれからも仲良く出来そうなの?」


「・・・分からない。けど春とはやっぱり幼馴染だし」


「・・・私も学校行く。」


「急にどうした?まぁ確かに明日か明後日からは行ってほしいとは思ってたけど」


「うん、頑張るよ。お兄ちゃん」


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