また好きな本ができた ◆

『本の背骨が最後に残る』読了。

 何でもいいからとにかく泣きたい読後感です。


 各アンソロジーで発表された短編をまとめているんですけど、色んな「痛み」が描かれていました。

 焼かれる痛み、希望を断たれる痛み、縋る痛み。

 痛そうだなと思うのに目が離せない。次へ次へと頁を捲る手が止まらない。

『回樹』の時は読み終わった後のほほんとしていたのに、ちょっと軽く呼吸が難しい。それでも二周目に行きたくなる自分がいる。『夏の終わりに君が死ねば完璧だったから』も読み返したい。

 やっぱり好きだな、斜線堂さん。まじ推し。


 中身も素晴らしいのですが、表紙・目次・奥付も死ぬほどかっこいいんですよ。是非見てほしい。てか買って読んでほしい。おすすめです。

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