長い夜は明日への希望 ~
マーまーまき
長夜希望の基本的な設定について ―知っとかないと後悔するかも?―
設定の解説。
かなり簡潔にまとめているけど簡単に覚えれるし筆者の矛盾も減らせるし結果オーライ!
今回解説するのは、この物語の日本、魔法、魔道具なる物、あと少しこの物語の序盤に出てくる組織の情報です。多分ネタバレも普通に混入してしまうかもしれません。
この物語の日本は、1943年に原初の魔法を使う人類が記録され、当時劣勢だったが、圧倒的で未知の力を用い、アメリカはおろかヨーロッパ戦線も蹂躙し、アジア開放と第二次世界大戦に勝利。
その後、ドイツと冷戦の末、耐えかねた陸軍、海軍共に魔法使い=魔導士全勢力をドイツに進行させ、草1本も残らない消し炭に。
度を越えた日本の残虐行為に、数億の外国人が人道を外れた行為等の抗議デモを行った結果、・植民地への過度な搾取等の禁止 ・魔法を用いた殺戮行為 の2つの禁止を日本は飲まされることとなった。
その80年後、日本では魔法に恵まれなかった特権階級の者たちは引きずり降ろされ民主化が進み、魔導が新しく創設、魔導研究庁、魔導管理庁、魔具研究管理庁の3つに、魔道課なるものが7課設立された。だが、魔法を使用できる人間は世界中で出現し、宗主国である日本に牙をむく事に。
抵抗の結果、多くの国がある程度の自治を得て、インド、中国、アメリカが完全に独立を果たし、中国とインドは互いに結び付き鉱石資源を得るためにアフリカを共同で解放させようとしている。アメリカは何やら不穏な動きをしているようで…?
【魔力について】
自分の魂で練られる、魔法を使用するためのエネルギー。
魔法を使えるか否かは魔法を持つかどうかではなく魔力を練れるかどうかの魂の構造で決まる。
因みに強い生命力や強い意志を持つほど、容量も増え、練られる量も増える。
【魔法について】
この物語においての魔法のルールとしては、
・属性を操るエレメント(例 水、炎)
・自身に魔法を適応させるのに長けている強化系(例 チーター、霧散)
・自身の魔力操作に長けていて、物を作り出せる象形(例 創造、泡)
・世界の概念を行使する概念魔法(例 太陽、分解)
この4種の魔法の中から、一人につき一つの固有魔法を与えられる。
ただ、多くの魔導士は炎にエレメントに象形魔法のノウハウを適応させて属性武器を作り、概念を自分自身にに適応させたりしている。
本人の解釈、魔法使いとしての成長次第では、炎を太陽の概念に昇華できたり、「マグマ」「植物」「重力」を含む「地球」というルールを無視しかけている概念魔法も習得可能。
主にこれらの能力拡張は魔導士の思いの力で発達することが多い。
これは世界を構築する概念魔法でルールにされている。
ちなみに詠唱というものは、所謂ドーピングに近いもので、魔力を集中させ練り上げることで魔法の格(炎→太陽)の上昇を手伝うシステム。
概念魔法、象形魔法の両方を扱える使い手は、「概念適応」、「概念浸食」、「概念領域」の3つの拡張能力が練度に応じて使用可能。
「概念領域」と「概念浸食」においては、展開座標が同じであれば互いの魔力が混ざり合い両方形を維持できなくなり消滅する。
・「概念適応」
魔法を相手に直接付与する能力。狙い通りに当てやすいが、魔力を分厚い層にして纏えば回避可能。イメージとしては魔力を圧縮した点を一つ置く感じ。
・「概念浸食」
自身の魔法を薄く地面や壁に貼りつけ、触れた相手には常にその魔法の効果が付与される。魔力を纏って空を飛ぶことは不可能なので、接地面から離れる方法は乏しい。デバフを与えたり、味方の足元だけに展開することで魔法次第ではバフにもなる。
イメージとしては魔力で作った全く滑らかな面を常に引く感じ。因みに集中力がえげつなく必要な超高等技術。
・「概念領域」
自身を起点とした球を展開し、相手を閉じ込める。
このエリア内では常に概念浸食と同じ様に展開者の魔法が適応され、更に必中、魔力消費0、威力強化などの展開者に有利に傾く効果をなにか1つ得る。並大抵の「概念浸食」ならかき消せる。
イメージとしては自身の魔力で真球を作る感じ。イカレた発想力とバカなほどの思い込みがなければ為せない正に最高到達点。
【魔法紋章=魔紋】
これについては大ネタバレとなるので、詳しくは第2章以降。
ある程度自身の魔法を究めた魔導士に発現する所謂魔力総量の可視化機能。
人それぞれ画数や形は異なるが、基本3~7画。
(魔紋が有ってももともとの魔法差で魔紋無しに負けることは多々ある。)
その1画1画には魔力が込められている。その部位が剝ぎ取られても、皮が残る別の部位に同じものが発現する。
ネタバレ注意!
魔法、魔法紋章は全て自分の魂の一部であり、この中の一部が完全に欠けた時、途端に魂が崩れ去り死亡または消滅する。
魔法紋章だけは消費することが可能で、消費した時=自身の魂の欠片を魔法と魔力に変換することで絶大な威力を発揮することが可能。
【魔道課】
最近の情勢から、日本政府が新たに編成した魔導士限定の職場のようなもの。
全部で7課あり、これらは一部除いて魔導管理庁と呼ばれる部署の管理下に置かれている。
・殲滅、侵略担当の第1班
・治安維持と観察担当の第2班(主人公たちが所属)
・国防担当の第3班
・魔法研究担当の第4班(魔導研究庁が管理)
・非戦闘で、日常生活の支援担当の第5班
・魔導省や政府機関の防護担当の第6班
・魔道具の発掘、研究、政策担当の第7班(魔具研究管理庁が管理)
【魔道具】
未だに謎が多い代物。初確認された魔導士より先の時代に存在してたであろう物も発見されている。
それには魔法、魔力が込められていて、魔導士と同じように魔力が自動回復するものの、魔法紋章は一切確認できない。
魔導士の魂を物に移し替えたやら、長年使いこまれた武器に魔法そのものが宿ったやら、多種多様な考察が展開されている。
使用者が自由に能力を行使できるが、それなりのリスクを持つものも確認されている。
1つの魔道具に何種類もの魔法を込めることも可能。
――――1説ではこの世界も魔道具の一種だとか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます