Clocks

陽菜花

Prologue

私は音楽が好きだった。

けど、今は……




「お前みたいなやつが音楽をする資格はない!!!!お前なんかが音楽を語るな!!!」




音楽なんて、嫌いだ。

音楽は、人を苦しめて、不幸にする。

他人のことも、自分自身のことも。



私には、音楽をする資格なんてない。

私の「音楽」が、たくさんの人を苦しめるから。

「私」がたくさんの人を不幸にした。



だからもう……やりたくないの。



ごめんなさい……苦しめてごめんなさい……



*****



☆☆☆『じゃあ次は明日の朝だね!』



△△△『朝かー。起きれるかなー』



○○○『早めに寝たら?』



△△△『そうしておこうかな。×××は?』



×××『まだ作業するつもり』



○○○『僕もそうするよ』



△△△『そっか、じゃあみんなおやすみ』



☆☆☆『おやすみー!また明日ねー!』




お互い、声しか分からない大切な仲間。



は止まらない。

うちら、みんなが救われるまで。



苦しんでいる人たちを助けるために。


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