第3話 立体駐車場の恐怖

 あなたは知っていますか?


 立体駐車場の階段を降りる時には、注意が必要。


 一気に駆けおりたりすると、出口が無くなります。


 全く出口を見つけられず探していたら、不審に思われたのか、警備員さんに声を掛けられ。


「あの~、どうなさいました?」


「あ、警備員さん。出口が無いんですけど」


 僕がそう返すと、警備員さんは……。


「出口は上の階ですよ」


「ええー、二階に出口があるの? ざんし~ん」


「いえ、ここは地下一階ですからね」


「…………」


「…………」


「ありがとうございました!」


 こんな、恥ずかしい思いをすることになります。

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