第36話

優視点


いつかはこうなると思って居たが思ったより速かった。


「・・・」


出来れば祖父と祖母にも関わりたくない。


あっちもそう思っているだろうし、でもこの家にいる訳も行かない。


「お兄ちゃん・・・私が付いてるから」

そんな心配を読まれたのか妹に一言かけて貰う。


「・・・」

だけど、俺には・・・


「ありがとう」


「・・・お、お兄ちゃん。うん、これから一緒に頑張ろうね」


いや、もう流石にここまでしてくれたんだ。いい加減、俺も許そう。

そっちの方がこの俺の生活の為にもなるし


ーーー

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