第29話
家は修羅場になっている。
きっかけはお父さんだった。
「だから、私はあんな子供でも私達の息子ですよ」
「そうだったら、今頃こんなことになってないだろう」
頭がいかれそう。
深夜まで喧嘩している。
もう嫌だ。
「お兄ちゃん、どうしよう。どうしよう」
その時だった、お兄ちゃんは久しぶりに部屋に入れたくれた。
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