第15話

優はクラスの中では人気がある訳じゃなかったが、絆はあった。


その為、痴漢によって裏切られたショックも感じている。


「優、今日も来ないんだね」

クラスの中で正義感強い、秋が優のことについて春に聞く


「・・・うん」


クラス替えもなく、優のクラスは他のクラスと雰囲気が少し違い、一体感も強かった。


たまたま、そういうメンバーの集まりの中にいて、優は居心地よく感じていた。


人気はないけど、幸せだった。


困ったら話しかけて手伝ってくれるし、優もまた必要な時は声をかけやすいクラスだった。


だからみんなでちょうど良い距離感を出来て居たんだが今は一体感もなく、みんなはただ罪悪感で押しつぶされそうになっていた。


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