気がつくと、そこは、

牢屋？

「助けて！！誰か助けて！！」

聞き覚えのある声がする。

「あれは、春さん？？」

春さん、クラスメイトで俺をよく虐めてた女の子の一人だ。

「あ、あんた、優じゃん！！なんでここに！！」

「いや、俺も全然分からなくて」

「とりあえず、いいわ！！早く助けて！！私をここから出して！！」

春さんは牢屋の檻から手を俺に差し伸べて、助けを求めている。

早く助けないと・・・そう思った瞬間頭に嫌な記憶が蘇る。

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