第14話

「お兄ちゃん、このまま私を監禁するの?」


「えっ?」


そういえば、そんな手があったか、じゃなくて、怒ってない??


「お兄ちゃん、今までごめんね」


「えぇ」


さらに以外な返答。


「どうしたんだ?急に?」


「私、お兄ちゃんにすごく助けて貰った。小さい頃から大人になっても」


「それは俺も助けられてるし」


「そんなことない!!そんなことないよ」

妹は泣き出す。けど監禁されていて、顔を拭けないでいる。


「ねぇ、お兄ちゃん。私のこのままでいいや」


「いやそれは」


「お兄ちゃん、わざわざ私を監禁したんだから、ちゃんと責任持ってよね」



妹は完全に、誤解しているようだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る