第12話

この子が噂の後輩さん?


「先輩、あの雰囲気少し変わりました?」


「そんなことないよ!!」


「えっ、あそうですか?」

良かった。妹のような声を意識したが、バレてないようだ。


「でも、先輩なんだか、元気ですね。」


「そうかな??」

しまった、俺の妹のイメージは常に明るく可愛い妹だった。


最近はもう、取り憑かれてるような暗い感じだ。


「まぁ、とりあえず一緒に今日も頑張ろう」


「・・・はい?」


そして、俺は仕事を把握して済ました。


「先輩のおかげで今日は家に帰っても仕事が少なそうです。」


「良かった」


実際量はやばかった。これでも後輩の方がまだあるなんて化け物だよ。本当にこれを毎日、地獄で頑張ってたんだなぁ。


「あのぉ、先輩」


「どうしたの?」


「今日は本当にありがとうございます。先輩がいくつも私の分もやってくれたお陰で今日は久しぶりに5時間寝れそうです」


「そ、そうなんだ」


言えない、俺なんて妹が居ないとき以外ほぼ寝てると、自宅ワークもすぐに終わるから関係ないし、


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