あやなっちは、女子みたい
ヤッキムン
小学4年生
あやなっちは、小学4年生の時、愛媛県松山市の小学校に転校になった。
3年生の時は福島県郡山市の小学校に行っていた。
松山市の小学校は、月組、雪組、花組で、あやなっちは、4年雪組になった。
可愛いクラスだな~って、あやなっちは思った。
転校のあいさつを4年雪組の教室でしていた、あやなっち。
ほかの、月組と花組のみんなも、雪組の教室をのぞいて見ていた。
小学校は松山城のふもとにある。
山の上にある松山城のすぐ近く。
城下町の松山。
あやなっちは、うすいピンクと紫の混ざった感じの色のランドセル。
1年生になった時から使っている。
松山の小学校のみんなも
「いい色だね~」
って言ってくれてる。
転校初日、小学校から帰って、ママといっしょに松山の街を散策。
小学校のまわりを歩いていたら、あやなっちと同じくらいの女の子2人、あやなっちを見て、2人でめっちゃ笑ってる。
「もしかしたら、同じ4年雪組の女の子なのかな~?」
って、ママに言ってみた。
「そうかもね」
「でも、向こうは、わたしのこと、わかるのに、わたしからは、あの女の子たちのこと、わからないね」
「そりゃそうだよ。転校したばっかりなんだから」
「あはは、あした同じクラスにいたりして」
「きっと同じ雪組にいるよ」
そして、翌日、学校に行って教室に入ったら、やっぱり同じ4年雪組の女の子だ。
わたしは、2人に
「おはよー」
って言ったら
「おはよー」
って、笑って返ってきた。
「きのう会ったよね」
「うんっ!おかあさんといっしょだったね」
それから、その女の子2人とは親友になった。
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