第40話 普通の野宿に耐えれなくなっちゃう(メルヴィス)

レイ様とな旅が始まり刺激的な日々が始まるんだとつい期待してワクワクしてしまう。いけません 三人の中で、私が一番の年長なんですから二人を、助けてあげないとって考えていた時間がありました⤵


レイ様は、私の考えなど及ばない行動をし始めたのです。本来野宿する際は火を焚き、寒さをしのぎながら交代でモンスターを警戒し夜を過ごすものです。


それを、レイ様はまず以前作った土のブロックを大量に取り出し積み重ねてあっという間に小屋と言っていいほどの広さの建物を作り出したのです。


レイ様はさらに、ベッドにお風呂まで取り出して、野宿とは思えない環境を作り出しました。こんな野宿とは思えない経験をして、私は普通の野宿に耐えることができるのでしょうか? 寒さをしのげる空間に暖かいベッド しかもお風呂まで王族でもこんな快適な環境ありえないでしょう。


建物を作り終えて満足したのか、外に出て周りを歩いていると、円を描きながらブロックを作り、穴を掘っているみたいです。穴掘りの理由を尋ねると魔物避けの為にだとか なるほど確かにこれなら、穴を飛び越えてくるモンスターは限られますね。


だから、レイ様いやこの人は、なにしてるんですか?普通は交代で寝ずの番をしながらモンスターを警戒するものなんです。


えっ初日だし、しっかり寝たいから?違うでしょ 初日なら、尚更基本通りにやって行くべきです。まったく初日から常識が崩れていく音が えっ ならやり直すですって?いっいえ せっかく作ったのですから直さなくてもいいですよ。ねっほらみんな仲良くゆっくり出来るならそれが一番ですから。


もう、私は普通の野宿に耐えることが出来ないかもしれない



先日より新作を書かせてもらっています こちらは現代ファンタジーで精霊と愛を紡ぐ話となっています ぜひこちらにも顔を出していただければ嬉しい限りです

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