不完全密室事件

先日、登録している印鑑を変更するために銀行へと足を運びました。


どうやら印鑑の変更にはそれなりに時間がかかるらしく、ネットカフェのような個室へと通され、そこで30分近く待たされました。


個室というのは謎にテンションが上がってしまう、モリーエールの様な不思議な魅力があります。


僕は30分の間人に見られていないのをいい事に、回転する椅子でくるくる回ってみたり、椅子の高さを意味もなく上げ下げして遊んでいました。


そして僕は驚愕の事実を知ることとなります。


僕はその個室を誰にも見られていない完全なる密室だと思い込んでいました。


しかし銀行というセキュリティの最高機関において、監視カメラの死角となるような場所などあるはずないのです。


つまり成人男性の奇行はバッチリとカメラに収められていたのでした⭐︎

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